お知らせ

プログラムレポート ~宇宙と「無」の体験~

2008年12月5日

東大EMPの標語「唯一無二」にありますように、EMPでは他ではなかなか体験できないようなプログラムも取り入れています。その一つが11月22-23日に行われた、山梨県甲州市での「星空観望」と「坐禅実習」です。最先端の知を学び議論することを基本にしつつ、神秘の宇宙を眺め、真実の自己を探求する試みです。

アンドロメダ銀河(M31)[画像提供:東大大学院理学系研究科天文学教育研究センター木曽観測所]

「星空観望」は、岡村定矩教授の「宇宙の姿と物質の起源」の講義の一環として、地球から約230万光年の距離に位置している「アンドロメダ銀河」(M31)を肉眼で見るため企画されました。運よく11月22日の夜、山梨県の山中で、星空を観望することができました。アンドロメダ銀河を肉眼で見れた人は少なかったようですが、参加者全員、双眼鏡でアンドロメダ銀河を確認することがでました。


アンドロメダ銀河(M31)
[画像提供:東大大学院理学系研究科天文学教育研究センター木曽観測所]

11月23日は、山梨県塩山にある臨済宗向嶽寺派本山の向嶽寺内專門道場での坐禅と公案の実習がありました。これは「世界の宗教・哲学・思想」の講義の一つで、丘山新教授の「禅の思想と実践」として企画されたものです。指導は、向嶽寺派管長・宮本大峰、僧堂師家・小島岱山による、朝7時半から午後3時半まで8時間の本格的な実習でした。寒い中、坐禅初心者にとっては厳しい1日でしたが、終わってみて初めて達成感を味わったようです。

向嶽寺での坐禅実習風景1
向嶽寺での坐禅実習風景2

向嶽寺での坐禅実習風景
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