お知らせ

人事院公務員研修所との協力事業実施について

2017年7月4日

東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)では、人事院公務員研修所が実施する2017年度の行政研修(課長補佐級)リーダーシップ研修の実施に協力することになりましたので、お知らせいたします。

東大EMPは、将来組織を担うべき人材を対象とした社会人向けのプログラムです。次代を切り拓くリーダーに必要とされる課題設定・形成能力の醸成を目的とし、東京大学の持つさまざまな知的資源を最大限に活用したプログラムを提供しています。企業、行政機関、プロフェッショナル・ファームなどから、主に40代を中心とする高い志を持った受講生を受け入れてきました。

これまでのプログラム実施を通じて、東大EMPでは課題設定・形成能力醸成のための新しいメソッドの開発を行ってきました。多様な専門性を持つ受講生らと、知の最前線で活躍する東大講師陣が議論し、互いに切磋琢磨することで鍛えられてきた講義群も、その成果のひとつです。これらの成果を社会に還元すべく、企業や自治体などと連携した個別プログラムの開発にも取り組んでいます。その一環として、この度人事院公務員研修所とも連携することになりました。

今年度、東大EMPからは2つの講義を提供します。「人文・社会科学の俯瞰ー欲望と規範と社会」、「人類の住む宇宙-天文学から俯瞰する自然科学・工学の最先端」と題されたそれぞれの講義は、各期プログラムのスタート時に提供される講義群をベースにしています。人文学、社会科学、自然科学、工学などの広い範囲を俯瞰する視点の例を知ることが、これらの講義群の目的です。

さらに、EMP修了生も派遣します。企業出身者を中心とした10名の修了生が研修に参加し、各府省の幹部候補生である課長補佐級の研修参加者とのディスカッションパートナーを務めます。自身の専門性に加え、EMPを通じて幅広い知の最先端に触れた修了生が加わることで、議論の幅が広がることを期待しています。

東大EMPは、2018年度に開講から10年目を迎えます。上記のような協力事業等も通じて、これからも広く社会に成果を還元していきたいと考えています。

東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム
http://www.emp.u-tokyo.ac.jp/

人事院公務員研修所
http://www.jinji.go.jp/kensyusyo/

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