お知らせ

プログラムレポート ~中曽根元総理 東大EMPで語る~

2009年3月14日

2009年3月13日、元内閣総理大臣の中曽根康弘氏による特別講演会が開催されました。90歳になられた現在でも相変わらず背筋をピシッと伸ばされ、時に厳しく、また和やかなお顔で、政治家を志した動機、政治家としての豊富な経験と深き思索に基づいた「いのち」を礎とする日本と世界のあるべき姿、現代日本の政治への鋭い分析、坐禅を含む貴重な体験からの人生訓などを語っていただきました。高い志を懐き、信念を持って事にあたること、常に学び鍛錬することの重要性など、将来への大切な示唆を与えて下さいました。これらは東大EMPが目指すべき理想を一層明確にしてくださるものであり、受講生にとっても、大変刺激的で貴重な体験となりました。

受講生からの「日本において政権交代しうる二大政党政治の可能性」についての質問には、「その方向に進んでいる可能性はある。ただ、昔の政治家にはいたが、今の政治家には国の政治を新しく二大政党制に持っていくような能力ある優れた政治家はいないと思う。人間的な度量と深みが今の政党の指導者たちには感じられない」など、率直な意見を述べられました。

「高い志を懐き、信念を持って事にあたることが大切」と語る中曽根氏 1
「高い志を懐き、信念を持って事にあたることが大切」と語る中曽根氏 2

「高い志を懐き、信念を持って事にあたることが大切」と語る中曽根氏
熱心に中曽根氏の話に聞き入る受講生
熱心に中曽根氏の話に聞き入る受講生
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